スマホから音が聞こえない・小さすぎる時に自分で直す方法
はじめに:音が聞こえない困ったを自分で解決しましょう
スマートフォンから音が聞こえなくて困っていませんか?
「電話がかかってきても呼び出し音が鳴らない」 「家族から送られてきた動画の声が小さすぎて聞こえない」 「急に音が小さくなってしまい、どうしたらいいか分からない」
このような経験があると、大切な連絡に気づかなかったり、楽しみにしていた動画が見られなかったりして、とても不安になりますよね。
実は、スマートフォンの音にはいくつかの種類があり、それぞれ別の場所で音量を調整する必要があります。この解説を読めば、あなたは音の種類を知り、自分で音量を大きくしたり、元に戻したりできるようになります。もう、ご家族やお店の人に頼まなくても大丈夫です。一緒に一歩ずつ、音の困ったを解決していきましょう。
1. まずはスマートフォンの「横にあるボタン」で音を調整してみましょう
スマートフォンの音量を調整する一番簡単な方法は、本体の横側にあるボタンを使うことです。このボタンは「音量ボタン」と呼ばれています。
1-1. 音量ボタンを見つけてみましょう
スマートフォンの本体を手に取ってみてください。 画面に向かって右側、または左側の真ん中あたりに、細長いボタンが2つ並んでいるのを見つけられるでしょうか。機種によっては、上下に分かれていたり、少し離れていたりすることもあります。
1-2. 音量を大きくする・小さくする操作
- 音量を大きくする: 上側にあるボタン、または「+(プラス)」のマークがついている側を押してみてください。
- 音量を小さくする: 下側にあるボタン、または「ー(マイナス)」のマークがついている側を押してみてください。
ボタンを押すと、画面に音のレベルを示す棒グラフのようなものが出てくるはずです。この棒グラフが右に伸びれば伸びるほど音が大きく、左に縮めば縮むほど音が小さくなります。
【ここで大切なこと】 今、あなたが何をしているかによって、このボタンで調整される音の種類が変わることがあります。
- 電話がかかってきている途中であれば、呼び出し音の音量が調整されます。
- 動画を見ている途中であれば、動画の音量が調整されます。
- 何もしていない時(ホーム画面など)にボタンを押すと、電話の呼び出し音の大きさが調整されることが多いです。
このボタンで、まずは聞こえない音が調整できるか試してみてください。
2. スマートフォンの「設定」から音量を調整する方法
横のボタンでうまくいかない場合や、もっと細かく音量を調整したい場合は、「設定」というアプリを使います。
2-1. 「設定」アプリを開いてみましょう
- スマートフォンの画面にある、歯車のマーク(⚙️)を探してください。これが「設定」というアプリのアイコンです。
- 歯車のマークを見つけたら、指で軽くポンと一回押して(タップして)開いてください。
2-2. 「音」に関する項目を見つけましょう
「設定」の画面にはたくさんの項目が並んでいます。その中から、「音」や「サウンド」といった言葉が含まれる項目を探してください。
- 機種によっては「音とバイブレーション」などと書かれている場合もあります。
- 画面を指で上から下へ、または下から上へなぞって(スワイプして)動かしながら探すと見つけやすいです。
2-3. それぞれの音の種類を調整しましょう
「音」や「サウンド」の項目をタップすると、さらにいくつかの音の種類が出てきます。主に以下の3つの音があります。
- 着信音(ちゃくしんおん):
- 電話がかかってきたときに鳴る音や、目覚まし時計(アラーム)の音のことです。
- 「着信音」の横にある棒グラフを指で左右になぞって動かすと、音の大きさを調整できます。右に動かすと大きく、左に動かすと小さくなります。
- 通知音(つうちおん):
- メールが届いたときや、メッセージアプリ(LINEなど)に新しいメッセージが来たときに鳴る音のことです。
- 「通知音」の横にある棒グラフを指で左右になぞって動かして、音の大きさを調整しましょう。
- メディアの音:
- YouTubeなどの動画サイトの音、音楽、ゲームの音のことです。
- 「メディアの音」の横にある棒グラフを指で左右になぞって動かして、音の大きさを調整しましょう。
これらの棒グラフを動かしてみて、聞こえなかった音が聞こえるようになるか確認してください。
3. 音が聞こえない時の「その他のチェックポイント」
音量調整を試しても音が聞こえない場合は、いくつかの原因が考えられます。
3-1. マナーモードになっていませんか?
スマートフォンには、音を出さないようにする「マナーモード」という機能があります。
- 本体の横にスイッチがある場合(iPhoneなど):
- スマートフォンの横側にある、小さなスイッチを確認してください。
- このスイッチがオレンジ色や赤色になっている場合は、マナーモードになっています。スイッチを反対側に倒すと、マナーモードが解除されて音が鳴るようになります。
- 画面から設定する場合(Androidなど):
- スマートフォンの画面の一番上から、指で下に向かってなぞってください(スワイプ)。
- すると、いくつかの四角いマーク(アイコン)が並んだ画面が出てきます。
- その中に、ベルのマークに斜めの線が入ったアイコン(🔔/)や、「サイレントモード」などと書かれたアイコンがあるはずです。これがマナーモード(またはサイレントモード)のマークです。
- このマークが青色や緑色になっていたら、マナーモードになっています。もう一度、そのマークを指でポンと押して(タップして)ください。色が消えたり、マークが変わったりすれば、マナーモードが解除されます。
3-2. イヤホンやヘッドホンを繋いでいませんか?
イヤホンやヘッドホンをスマートフォンに繋いでいると、音はそちらから聞こえるため、スマートフォンの本体からは音が聞こえなくなります。
- 有線のイヤホン: イヤホンのコードがスマートフォンの穴に刺さっていないか確認してください。もし刺さっていたら、ゆっくりと引き抜いてみましょう。
- 無線(ワイヤレス)のイヤホン: Bluetoothという機能を使って無線で繋がっているイヤホンがないか確認してください。もし使っている場合は、イヤホン本体の電源を切るか、「設定」アプリを開き、「Bluetooth」という項目からイヤホンの接続を解除してください。
最後に:自分で解決できた自信は大きな一歩です
いかがでしたでしょうか。
スマートフォンの音が聞こえない、小さすぎるという困った状況を、この記事を読んで自分で解決できましたか。 音には「着信音」「通知音」「メディアの音」の3つの種類があり、それぞれ音量ボタンや「設定」アプリから調整できることがお分かりいただけたかと思います。
もし、一度で覚えられなくても心配はいりません。いつでもこの記事を見返して、一緒に操作を試してみてください。 自分でスマートフォンの困りごとを解決できたという経験は、これからのスマートフォンとの付き合いを、もっと安心で楽しいものにしてくれるはずです。
これからも、安心してスマートフォンを楽しんでくださいね。